どなたでも人生で一度は葬儀を経験するものです。ご自身が喪主を務めるケースを参列をするという場合に分けられ、社会人であれば年に数回は列席をすることになるでしょう。日本では会社関係などを招いて通夜・告別式を営む慣習があり、生前お世話になった方の場合は両日に顔を出さないといけません。そして喪主は必ず参列者に対して、後日香典返しを贈るのも仕来りといえるものです。
そこでここでは、香典返しで必ず守らないといけないマナーについて、簡単に解説をしていきましょう。そのマナーとは、香典返しは49日後に贈るという点です。仏教の教えでは故人は49日間はこの世にまだ魂があり、50日目に極楽へと旅立たれるといわれます。49日の法要が節目となるので、それ以降にお礼をするということです。
多くのケースではメモリアル会社が発送をされるので、ご自身で把握をする必要はありません。そして香典返しの品にもマナーというものはあり、贈って良い品と悪い品はあります。お茶・コーヒーのほか、タオルは一般的に選ばれるものなので問題のない品です。NGとなるのは包丁・お皿・人形の3点です。
まず包丁は切る道具であるため、故人との縁を切ると解釈ができます。お皿は割れ物であり、こちらも縁を壊すと受け止められます。そして人形は人型であることから、故人の魂を引き留めることを懸念して避けられるものです。以上のマナーを守って香典返しを発送するようにしましょう。